第17話 「世界の中心で」、あるわけがない
「お金ないなぁ…」
家路を急ぐでもなく、だらだらと歩きながら真人はそんなことを考えていた。
「どうして お金は へるのかなぁ~?」
ここ最近は、ダイエットをしているカネゴン状態。たらふく食っていた記憶は、ない。
「あ~あ」
ため息をついて、真人は思うのだった。
「心がすさむなぁ…」
「チクタクチクタク」
「お譲ちゃんといっしょに チクタクチクタク」
「今は もう うるさくなーい」
「おれのー へーやー」
水道から水が滴る音が聞こえる。そして部屋は、水を打ったように静かだ。
「もともと、独りで住んでたのになぁ」
男はなんと、罪な生き物なのだろうか。自らが欲するときにしか、求めないものだから。
「俺はそんなんじゃないさ」
ほう、ちがうとな?
「ああ、何とも思っちゃいないって」
では、どんなんだ?どうなんだ?
「わかんないよ。自分でも」
はぁ~、やれやれだね。
「って、お前誰だよっ!!」
ん?だれだれ?
「おめぇだ!!俺の目の前にいるっ!!」
「ん?」
真人につっ込まれ、指を指した先には見知らぬ人が、ベランダの縁に腰を掛けていた。
「あ、私か」
ほかに誰もいまいに、白々しく言ってのける。
「やぁ、悩める子羊よ」
次いってみよう、っていうノリで。
新キャラ出してみました。これから怒涛の新展開が!!
…ハードル上げるの、やめよう…かな。
to be continued
