« 2007年01月 | メイン | 2007年03月 »

第12話 不当労働と感じても、勢いで上司を殴ると危険

 エリハにカードを不正使用された、可哀想な青年真人くん。
 本来はずぼらな性格であるはずが、厄介者の王女様が住み着いてからというもの、やりくりに不安を感じ家計簿まで付け始めた始末。
 「え~いっ!」
 当の本人は、家主の苦労などどこ吹く風。今も、どこで勝手に買ってきたのか、メタルギアでエキサイトしている。女の子が楽しんでやるゲームにしては、変だ。
 帳簿といわず一切の履歴を残す気がないエリハは、物が売れてたらさっさと発送をしていた。そのため、真人は資金の流れがまったく把握できていないでいた。
 はたして赤字なのか黒字なのか。それすらも定かではない。
 赤字だったとして、この金の使いようであったら、サラ金に手を出しかねない。
 真人はひたすら危機感を抱き、エリハはお気楽気楽を貫いていた。
 しかし真人は先月から、
 「売上が分からないんじゃ、ウェンディーズには連れて行けない」
 と、リーサルウエポンを持ち出した。
 ウェンディーズをエサに脅迫することには気が引けたが、死活問題だからと、自らを納得させた。
 兵器は功を奏し、それは困るとばかりに、エリハは損益計算書を付け出した。
 粉飾決算をされそうで怖いが、やらないでいられるよりはいいだろう。

続きを読む "第12話 不当労働と感じても、勢いで上司を殴ると危険"

第11話 財布は人に預けてはいけない

 「ただいまー♪」
 エリハ帰宅。その手には、コンビニ袋が提げられていた。
 「紅茶が冷めちゃったよ。お湯、沸かさなきゃ」
 「おいっ、これは何だ!!」
 憤怒する真人の手には、先ほどの郵送物の一つが握られていた。
 「あ、届いたんだ。後でオークションにアップしておくから、その辺に置いといてくれればいいよ」
 そう言って、やかんに水を入れコンロの火にかける。何事もないように。
 「そうじゃないっ!!買ったのかコレ!!」
 エリハが言うそれとは、

続きを読む "第11話 財布は人に預けてはいけない"

第10話 この世はでっかいお宝島

 「今日はいい天気だ」
 真人は原付のヘルメットを取って呟いた。本日は快晴。見上げる空には雲ひとつない。
 「さて、一仕事終えて、さっさと戻りましょうかね」
 原付のキックを蹴り、エンジンをかけた。

 「ただいま戻りました~」
 「あぁ、真人くんお帰り」
 真人はオーダーの寿司を配達し終えたところだ。今日届けたのは、二人前の特上寿司。
 「まったく、昼食に特上の寿司を食いたいなんて人が大成するのかね」
 その逆で、大成したからかもしれない。真人が届けた先は、Fビル勤務の代表だった。受付嬢がそういって内線を繋いでいた。一人で二人前を食べるのだろうか。
 「まぁまぁ。そんな人あっての商売な訳だしさ」
 真人を出迎えてくれた寿司屋の奥さんは、テーブルに座って真人にお茶をすすめた。
 真人のアルバイト先の寿司屋は個人経営で、大将と奥さんが切り盛りしている。手先が不器用な真人は、配達係と雑用というわけだ。
 「そうですね、めったな事は言っちゃいけませんね」
 真人はそう言って、湯気が立つ緑茶を一口すすった。手にしている湯飲みに、茶柱が立っていたとは知らずに。

続きを読む "第10話 この世はでっかいお宝島"

第9話 泣きたい時は泣けばいい

 「イーーーーーンリーーーーーンッッッ!!!」
 インリンさん(の写真集)は、エリハによって見知らぬ人に引き取られたのでした。
 「てめぇ、その金で何を買ったんだ!!」
 「パフェ食べてきたの♪こーんな大きいやつ♡」
 エリハのジェスチャーでは、ジェンカ以上の大きさだ。森山中くらいのファットな子ならまだしも、エリハはすらっとスレンダー。遺伝なのか、どうなのか。同じ女子からは、憎まれるべき対象であったりする。
 「てめーーこの野郎ッ!!」
 「いいじゃない、別に。また買えばいいでしょ」
 「そういうことを言ってるんじゃねぇんだよ!!」
 二人の話は平行線をたどっている。いつもの事なのだが。

続きを読む "第9話 泣きたい時は泣けばいい"

第8話 どうにも釈然としないこともある

 「おい、それは俺の海老だっ!」
 「いいじゃない、ちょっとくらい。プリン体を気にしなさい」
 「そんなにしょっちゅう食ってないから大丈夫だっ!」
 ちゃぶ台を囲んでエビフライを取り合う二人。こう見ると、恋人同士に見えなくはないが。
 「も~らいっ♪」
 「あぁ…楽しみにとっといたのに…」
 好物は最後に食べるという人がいる。真人はそういう人間らしい。
 「うぅ…早く帰れよ…」
 エリハが押しかけ女房的に居座ってから、かれこれ一週間。故郷に帰る為の軍資金はというと…。
 「お前のせいで、こっちの家計は火の車だっ!!」
 当の家主が泣きを見ている状態らしい。

続きを読む "第8話 どうにも釈然としないこともある"

Step2 何事もコツコツやりましょう

 更新が滞りまして、すみません。皆様はいかがお過ごしでしょうか?
 私事ですが、最近、私のこのページをGoogleで検索していたところ、色々と似たようなブログを見つけました。まぁ、私が似たようなことをしていますので、先人には失礼かとは存じますが…。

 ホームページには、そこかしこに「絶対に儲ける方法!」や「オークションで家を建てた!!」といった、オークション長者さんたちのページがあります。うらやましいですね、一戸建て。

 今回はそのようなブログについて、私見ではありますが、色々とお書きしようと思います。

続きを読む "Step2 何事もコツコツやりましょう"

Step2 オークションは色々あります

 前回のえらそうな物言いに引き続き、今度もオークションで買い物をしたい方々の為のレポートです。

 私は、オークションをやってみたと言ったバイト先のお姉さんに、まず初めに次のようなことを聞きました。

 ①パソコンは持ってますか?
 ②人並みに使えますか?
 ③クレジットは持ってますか?

 全部YESなら、迷わずヤフオクをお勧めします。ヤフオクに参加するために要件は、

 ①パソコンが人並みに使えること
 ②自分のものでなくても、使おうと思えばすぐに使える環境にある
 ③クレジットを持っていないと、参加できない

 です。何だかめんどうだなぁ、と思う方の気持ちは良く分かります。私もそうでした。
 ヤフオク以外にも、二番手のビッターズというところがありますが、ここも参加費用が無料ではあるもののクレジットの登録が必要な為、やっぱりカードは作らないといけないのです。
 理由については、またいつかレポートしようと思います。

 と、ここまではパソコンを使ってのオークションに問題がない方向けでした。
 お次は、①も②も③も全滅な方向けです。

続きを読む "Step2 オークションは色々あります"

第7話 自分の身を削るなら、それは汚い金ではない!

 「やっぱり、オークションよね!」
 エリハ王女の宝の地図とは、「オークションで稼ごう!」だったのです。
 ここにきて強引過ぎる展開。面倒だったんじゃないよ。いや、ほんとに。
 「突拍子過ぎる…」
 やっぱりそうかなぁ。
 「どうしてそう思う?」
 「私の王国は港町として栄えた。いわゆる、中間マージンでがっぽりなの。会社なんてつくれっこないし、個人ですぐ出来ることなんて、オークションくらいしかないわ!」
 なんてまぁ、苦しい後付け。
 「そんなことはない。もっと高額で即金なもはあるさ」
 ん?あるの?
 「え?あるの?」
 「それはな…」

続きを読む "第7話 自分の身を削るなら、それは汚い金ではない!"